知ろう、守ろう、香川の水族が見られる移動水族展示企画・香川大学学生プロジェクト 「Try!魚っち」を組織しました。

香川大学創造工学部、教育学部、経済学部、法学部、農学部、医学部、香川大学大学院創発科学研究科の学生有志+香川県立高松桜井高等学校理学部生徒で構成する学部横断+高大連携プロジェクト。

令和6・7年度香川大学学生支援プロジェクトに採択されました。

香川大学+香川大学大学院+香川県立高松桜井高等学校による、香川に生息する水族だけを展示する地域密着型水族移動展示企画。学校などの公共スペース、商業施設などで一時的に開設する移動水族展示です。

STAFF学生が生き物を採集し、説明パネルも作り、現場で解説も行うオール手作り企画。どこかで買った生き物を展示することは100%ありません。

10月14日(火)から当分の間、大川オアシスで水族展示中です。

人が多く集まるスペースでの、水族移動展示を希望される団体や会社様からのお問い合わせをお待ちしています。助成金実施枠の中では、水場の利用と机・掲示板パネルの貸与、搬出入用自動車駐車場を確保して頂ければ費用なしで実施させて頂きます(今年度の助成金実施枠は受付終了しました)。助成金実施枠を超えた場合の実施は実費負担のご協力をお願いしています。

お問い合わせは、メールフォームからどうぞ。

https://www.instagram.com/try_uocchi?igsh=NWN5Y2V1d2FrYmR2  
X 公式アカウント https://x.com/Try_uocchi  

 

香川大学学生プロジェクト「Try!魚っち」の活動が、香川大学広報誌KADAIGEST2024/09号に掲載されました。
香川大学KADAIGEST https://www.kagawa-u.ac.jp/information/public/kadaigest/

 

2025年10月12日(土)・13日(日) 大川オアシス「Try!魚っち」水族展示

今回の移動水族展示はリニューアルした大川オアシス休憩スペースでの初出企画。2日間で延べ1,000人以上の方にご覧頂きました。展示したお魚たちを見て「かわいい!」「きれい!」だけでは意味がないので、環境との関係に重点を置いて展示。来場者の中からは「条例で捕獲禁止にしただけで生き物が守れるわけないやろ」、「さんざん生態系に配慮のない工事をしまくって魚を全滅させて、捕獲禁止でお茶をにごす気か」、「さっさと香川もバスのリリース禁止を設定しろ」「Try!魚っちさんは、ボランティアでこのような企画展示をしてるんですか?!頑張ってください」といった来場者の声がありました。

その捕獲禁止でお茶をにごされているニッポンバラタナゴとカワバタモロコについては、相当危機的な状況にあることも積極的にアピール。香川で天然分布とされる池は両種とも各々5カ所程度に減っています。香川ではタナゴおじさんが暗躍しており、ニッポンバラタナゴの天然分布地とされる池にタイリクバラタナゴかハイブリッドバラタナゴが添加され、ニッポンバラタナゴが雑種化した池もあり、目下、どこが天然分布池か遺伝的系統関係を解析中。条例による捕獲禁止でトリコと呼ばれる採集業者やマニアの乱獲は抑制されましたが、誰しもが触れることができなくなったが故に、関心を持たれることもなく、知らないうちに生息地の消失を招いていることも事実です。

水槽17個を並べた企画展示は終了ですが、8個ほどの水槽は常設で置かせて頂き、半常設移動水族展示として当分の間展示を継続させて頂くことになりました。10月26日(日)現在、高松市以東に生息するイトモロコ、タモロコ、ギンブナ、モツゴ、ヌマムツ、ミナミメダカ、タイリクバラタナゴ、チュウガタスジシマドジョウ、オオシマドジョウ、ドジョウ、シマヒレヨシノボリ、カワヨシノボリ、ミナミヌマエビの計13種を展示中、展示種は時々入れ替える予定です。香川の生き物の現状紹介にこだわる「Try!魚っち」。香川県地域密着淡水水族展示ではどこの水族館よりも充実しています!ぜひ、お立ち寄りください。

 

2024年12月15日(日) 丸亀町商店街ドーム広場「Try!魚っち」水族展示

 

 

2024年9月7日(土) 香川県立高松桜井高等学校文化祭「Try!魚っち」水族展示