香川県立多度津高等学校は、2007年に香川県立多度津水産高等学校と香川県立多度津工業高等学校が統合し開校しました。香川県内で唯一水産科のあるここ多度津高校では、生徒が飼育している魚など水生生物を集めたミニ水族館を定期的に公開しています。川や海で採集したオイカワやカワムツをはじめ、世界各地の熱帯魚などを生体展示しており、訪れた家族連れなど多くの方々が海や川に生きる生物の観察を楽しんでいます。

2019年12月の水生生物調査で、香川県絶滅危惧Ⅰ類に指定されるアブラボテが生息する水域にオオクチバスが違法放流されたことが確認されました。アブラボテより先に、オオクチバス確認以前に見られたヤリタナゴ、イトモロコはすでに生息確認ができなくなっており、アブラボテも絶滅の恐れが日に日に高まっていました。アブラボテの保護のために一部個体を香川県立多度津高等学校生物科学部が運営するミニ水族館へ緊急避難のご協力を頂きました。

2020年3月に土器川水生生物研究会、香川淡水魚研究会が協力してオオクチバス防除作業を行いました。

採捕したオオクチバスは、多度津高校ミニ水族館で啓発展示し、広く一般に特定外来生物へ危険性、絶滅の恐れのある野生生物への理解を普及し、オオクチバスの生態を見せることでオオクチバスの違法放流への抑止力としたいと考えています。

あわせて、香川県立多度津高等学校生物科学部は、香川の絶滅の恐れのある在来淡水魚類の系統保存にも取り組んでいく予定です。

 

【多度津高校ミニ水族館公開日】

 偶数月の第2日曜日10:00〜15:00  次回:8月8日(日)

 入場無料。駐車場あり、東門からお入りください。

【水族展示】

 ギンブナ、アブラボテ、ヤリタナゴ(予定)、ニッポンバラタナゴ、カワバタモロコ、オイカワ、カワムツ、タカハヤ、オオクチバス、シマヒレヨシノボリなど

香川県立多度津高等学校(香川県仲多度郡多度津町栄町一丁目1番82号)