7/22(木祝)太田中央公園探水会を行いました。

7/22(木祝)は、ちょっと曇りのいい観察会日和でしたが、気温はぐんぐん上昇してお昼ごろには33℃に。大繁殖していたアゾラですが、太田中央公園愛護会の方たちが大部分を駆除してくれていて、水面から水中が見える状態になっていました。半年ぶりの探水会ということで何が観察できるか楽しみです。

探水会は当日受付なので何組何人の親子連れが来て下さるかは全くの謎。今回は約10組20名の親子に参加がありました。せせらぎ水路の底からは空き缶やら、ビニール袋やら、鉄の棒など様々なゴミが出てきます。生き物調査と同時に、水中清掃活動もひとつの仕事。参加した子どもたちと高松桜井高校理学部員+生徒会メンバー、太田中央公園愛護会の方々の手で、残ったアゾラもできる限りの駆除をして、かなりきれいになりました。

今回確認した生き物は、イトモロコ、ギンブナ、ミナミメダカ、シマヒレヨシノボリ、ドンコ、コイ(飼育型)、カダヤシ、ミナミヌマエビ、アメリカザリガニでした。ドンコは稚魚が確認されたことから繁殖していることが分かりました。以前は多かったカダヤシがミナミメダカへの優占に変化しているようです。確認した生き物は原則として再放流、探水会以外の日の生き物の採集はアメリカザリガニを除いてご遠慮ください。

上流部に大繁殖していたアメリカザリガニはコイ(飼育型)を移動させてから激減しました。コイ(飼育型)が捕食しているようです。下流部の池ではコイ(飼育型)が多くいるのでアメリカザリガニが確認されたことはありません。出水地から下流の池までのコイ(飼育型)がいない細流に集中的に潜んでいるようです。アメリカザリガニの完全駆除が達成できればいいのですが、まだまだ道は険しそうです。

このアメリカザリガニ、環境省は法令で定める特定外来生物に指定し、野外で繁殖しないよう規制する方向で検討を始めたようです。とはいえ、過去には理科教材としても用いられていたアメリカザリガニ、特定外来生物に新たな区分を設けて、ペットとして飼うことは認めたうえで、輸入や販売、野外に放出することを禁止するようです。

環境省 外来種問題を考える アメリカザリガニ https://www.env.go.jp/nature/amezari_mondai.html