香川大学学生プロジェクト「Try!魚っち」at 丸亀町商店街ドーム広場は盛況でした。
知ろう、守ろう、香川のさかなが見られる移動水族展示企画・香川大学学生プロジェクト 「Try!魚っち」at 丸亀町商店街ドーム広場は盛況だった。
香川大学学生有志による、香川に生息する水族だけを展示する地域密着型移動水族展示。STAFF学生が、香川県内で生き物を採集し、説明パネルも作り、現場で解説も行うオール手作り企画。どこかで買った生き物を展示することは100%なし。
今回は、「次に紹介展示する水族は採れるんかいの…」と胃が痛くなる思いをせず、計画的に、直前採集もほどほどに水族展示を進めた。今回の展示水族は、カワバタモロコ、イトモロコ、タモロコ、アブラボテ、ヤリタナゴ、カワムツ、ヌマムツ、モツゴ、ギンブナ、交雑ニッポンバラタナゴ(交雑タイリクバラタナゴともいう)、マナマズ、アカザ、ミナミメダカ、カムルチー、シマヒレヨシノボリ、カワヨシノボリ、スジエビ、ミナミヌマエビ、アメリカザリガニ、アカハライモリの20種、淡水域オール香川県内産の地元の水族展示という視点で捉えたら、移動展示でありながら、どこの水族館にも引けを取らない県下ナンバー1水族展示と自負している。
X’masツリー効果よろしく多くの方を呼び寄せ、多くの方にX’masツリー下で展示された水族の様子をお楽しみ頂いた。2Fのプロムナードから見た様子とアンケート枚数から推定した観客動員数は1,000名といったとこだろうか。一般の方々には地味な淡水魚類の見分けは難しいらしくアブラボテとヤリタナゴ、カワバタモロコとモツゴなどはそう簡単には区別できないみたいだ。展示をきっかけに普段目にしない川や池の中の生き物を知って頂いてもらうことが大切。淡水魚類などはペットショップで売られているだけの存在ではなく、身近な川や池の中で息づいてる生き物だ。その生息基盤を破壊する安易な河川工事やため池改修はいい加減にやめて頂きたい、といった声が上がることを望みたい。
今回の展示を通して生物多様性について考える若人が育ってきていると感じた。勢いからだけで始めた「Try!魚っち」だが確実にこの活動の楽しさや意義を見出してるような印象を受けた。筆者の身体がついてこなくなったときに後を継ぐ人材が生まれたらいいな、と思う。
さて、この「Try!魚っち」だが、よく「さかなっち」と言われてしまう。魚っちは、うおっち、でwatchをかけている。ふりがな打とうかな。来年度からは、香川県立高松桜井高等学校理学部も参戦する予定、高大連携かな。
このプロジェクトに参加してみたい香川大学生、高松桜井高生を是非お待ちしています!関心があればメールフォームから問い合わせるか水族展示会場で一声どうぞ(^^)/