雨のあとの川の増水後、ところどころに、たまりと呼ばれる氾濫原ができます。すぐに干上がってしまうものから、少し深い池のようなもの、本流につながっているもの、つながっていないもの、様々な小規模水域ができます。
川にすむ生き物たちにとって、春から夏にできるたまりは絶好の産卵場所になります。外敵が少なく、プランクトンも発生しやすいため、魚の赤ちゃんにとっては快適な環境です。
川にでかけたら、水たまりの岸際の水生植物の陰などを観察してみてください。小さな針のような赤ちゃんがたくさん泳いでいるかもしれません。
今年生まれた魚の赤ちゃんが無事に成長することが楽しみです。優しく見守ってあげてください。