雑魚の水辺

 約1年前のことだが、雑魚の水辺の管理人さんを香川の水辺へ案内した。雑魚の水辺の管理人さんは、知る人ぞ知る「タモ網1本ではじめられる魚とり 実践テクニックと生き物図鑑」の筆者だ。その本は、観察ケースに入れた魚の写真が数多く並び、フィールド思考な様子が説明文からも伝わる良書。サイトでは、ニッポンバラタナゴ、カワバタモロコ、カジカ大卵型、オオシマドジョウをご紹介頂いた。マナーやルールを守って魚捕りしよう、といったコンテンツも充実しており、ガサガサを始める方には是非おすすめしたい1冊だ。

 2023年9月には、TNFD (=自然関連財務情報開示タスクフォース)のフレームワークが公表され、企業における TNFD 対応が始まっているとのお便りがあった。2024年は、TNFDの初期開示を目指す企業が増えるとの声もあり、本会のような団体にとっては嬉しい流れ。2024年2月16日(金)に開催された「TCFD/TNFD対応の”最前線”」(主催:株式会社日本総合研究所)では、香川県の希少淡水魚についても触れて頂いたらしい。

 カワバタモロコについて、三菱電機受配電システム製作所のビオトープを活用させて頂いたり、株式会社菅組の支援を頂いている流れを今後ますます充実させたい。