滋賀県「魚のゆりかご水田プロジェクト」

魚のゆりかご水田プロジェクト滋賀県は、人や生きものが安心して暮らせる田んぼの環境を取り戻す取り組みとして「魚のゆりかご水田プロジェクト」を進めているそうです。

かつて、琵琶湖近くの水田は、琵琶湖とつながっていてエサのプランクトンが豊富なため、琵琶湖の固有種である二ゴロブナなど魚類にとって産卵や繁殖がしやすい場所でした。しかし、戦後に行われた農地整備によって、魚が産卵や繁殖のために琵琶湖と水田を行ったり来たりできなくなってしまい、水田が生き物を育む場所ではなくなってしまいました。

魚のゆりかご水田プロジェクト「魚のゆりかご水田プロジェクト」では、水田と排水路を魚が行ったり来たりしやすくなるように魚道を設置したり、かつての命溢れる水田環境を再生することを目指しているそうです。

田んぼに魚たちが飛び跳ね、青々とした田園に白サギが舞う。田んぼには網を持って魚つかみをする子どもたちの歓声、その光景を温かいまなざしでみつめる農家…香川県では、そんな光景は、ほぼ見られなくなってしまいました。

このような取り組みが香川県でも始まってほしいものです。

滋賀県「魚のゆりかご水田プロジェクト」https://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/shigotosangyou/nougyou/nousonshinkou/18537.html