新屋島水族館にNew Faceが仲間入り!
保全研究で増殖させたニッポンバラタナゴ、カワバタモロコが新たに水族展示に加わります。
希少な野生生物が生息する日本の里地里山。かつて身近にいたこれら生きものの多くが、今、絶滅の危機にさらされています。宅地・ゴルフ場等の造成、農地・河川整備など開発による自然の改変により多くの里地里山が消滅しました。残された里地里山も、農業の近代化に伴い、土の水路がコンクリートで覆われる等、大きな環境の変化にさらされてきました。
人が持ち込んだ外来種の影響や密猟も、日本固有の水辺の生きものの脅威となっています。
その結果、日本産の汽水・淡水魚の42%、167種が絶滅したか絶滅のおそれのある危機的状況に陥っています。このような魚類の多くが里地里山の水田やその周辺水域に生息しています。
生息調査で採集した香川県産のカワムツ、オオシマドジョウ、チュウガタスジシマドジョウ、チチブ、メダカも仲間入りします。
今後も、新屋島水族館と香川淡水魚研究会が連携して、絶滅の恐れが高まる日本の水生生物を水族展示するとともに、ポスターで日本の野生生物の現状を紹介していきます。
まずは春の第一弾、是非足をお運び下さい。