忍法、隠れ身の術!

と、言いつつ本人(?)に、その気はないのかもしれません。

ここには、隠れている生き物がいます。分かるでしょうか?

生き物の体の色が生活場所の背景によく似ていると、 敵の目から逃れやすくなります。これを保護色といいます。保護色は、背景に上手くとけこんでいるものがより多く生き残るという、自然選択によってできたものと考えられています。

有名なのは、カメレオンでしょうか。カメレオンは、周囲の色によって体の色を変えることで知られています。そのために、他の動物に見つけられにくいので、強い動物から襲われることが少ないばかりでなく昆虫を捕まえるときにも、大変都合がよいのです。

さて、ここにいるのはカジカガエルです。カジカガエルカジカガエルは、山地の渓流や、湖とその周辺の川原、森林に生息しています。フィー、フィーという鹿のような美しい鳴き声のため、古来より日本人に愛され、河鹿蛙という名前がついています。河川工事によって姿を消すことがあります。

保護色で気配は消しても、河川工事などの環境改変で姿は消さないでほしいものです。

 

調査研究

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