絶滅の恐れがある淡水魚類調査
香川淡水魚研究会では、絶滅の恐れがある淡水魚類調査を行っています。これまで多くの希少な野生生物を含む生き物調査を行い、香川県などの関係機関に報告してきました。
香川は水に恵まれない県で多くの河川はほとんど水が流れておらず、至る所に堰が設置されため池・ドブ化したような水辺や水が伏流し河原と化した水域が数多くあります。しかし稀に河口付近に堰が設置されておらず、昔ながらの川のような姿をとどめている河川もあります。
そんな河川には意外にも多くの淡水魚や水生生物がいたりします。
中流域に回遊性のシマヨシノボリやオオヨシノボリが優占していたり、伏流水が湧き出る小規模水域でナガレホトケドジョウが繁殖していたり、上流側のダム湖か池からオオクチバスの稚魚が流れ落ちてきていたり、メダカの学校ならぬメダカのマンモス校(10,000尾以上はいそう!)があったり、イモリやトノサマガエルやカジカガエルのおたまじゃくしが出てきたりと新しい発見が次々にあった調査でした。
協働調査した香川県立高松桜井高等学校理学部部員も新しい発見を楽しんでいたようです。この成果は第8回香川県高校生科学研究発表で報告する予定です。