Gomyo倶楽部主催 五名のいきもの観察会

いきもの観察会Gomyo倶楽部主催 五名のいきもの観察会が開催されました。香川は梅雨も明けて、連日32℃以上の真夏日です。元気な子ども達もいれば、すでにお疲れ気味の子ども達も。しかしながら里山の生き物たちは、棲み処を変えながらたくましく生き抜いてるようででした。

今日も、多くのカワバタモロコ、ドジョウ、メダカ、モツゴが見られました。ドジョウは約30cmに達する個体も。参加者は驚きの様子です。また、最近見ることがめっきり減ったタイコウチが数多く泳いでいました。

二次的自然が主な生息地となった香川のカワバタモロコは危機的状況が迫っています。農家の方の高齢化によるため池の管理放棄、アメリカザリガニやミシシッピアカミミガメ(=ミドリガメ)の侵入で水草帯の食害による消失、オオクチバス・ブルーギルによる捕食、干ばつなどによる絶滅などです。

水が透明な系のため池水草が繁茂する水が透明なため池は、ほんとに見なられなくなりました。そういった水が透明な系のため池に生息するカワバタモロコなどのいきものは存亡の機です。

昔と違って自然やいきものと遊ぶ場所が激減してる今日。遊びの場がネットやゲーム以外に激減してるのも事実で、子どもたちがネットやゲームに依存してしまうのも仕方のないことなのかもしれません。遊びの場の提供を考えることなしに、ドジョウ香川県ネット・ゲーム依存症対策条例を制定するのも浅はかな気がします。自然で遊ぶ子ども達やいわゆる川ガキも存亡の機です。

里山・里地をいきものの生存と調和した手立てで守っていく人材の育成とそのような機会の提供に、今回のような観察会が必要だと感じた1日でした。

※カワバタモロコは、香川県内の希少野生生物(絶滅のおそれがある野生生物)のうち、特に保護を必要とする種に指定されています。指定希少野生生物は、生きている個体の捕獲、採取、殺傷又は損傷(以下「捕獲等」という)が原則禁止されており、違法に捕獲等した場合には、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金が適用されます。