絶滅の恐れがある淡水魚類調査

オヤニラミ香川淡水魚研究会では、絶滅の恐れがある淡水魚類調査を行っています。これまで多くの希少な野生生物を含む生き物調査を行い、国土交通省(国営さぬきまんのう公園)などの関係機関に報告してきました。

ドジョウ今回は、オヤニラミ・カワバタモロコ・ドジョウなどが生息する保全地で、本会STAFF+高松桜井高校理学部の協働調査です。今日の香川の最高気温は36℃の猛暑日、朝から雲のない調査には過酷な1日でした。カワバタモロコ

調査対象地手前のため池では、外来種ミシシッピアカミミガメが…捕獲しようにもヘドロが深く作業は難航、30分粘って捕まらずじまいでした。

今回の調査の目的のひとつは香川産オヤニラミの遺伝子解析です。本会調査ではオヤニラミが生息する場所は2地点、この後の調査で1地点追加されることになるのですが、調査時点では2地点を確認しています。

調査対象保全地の水温31.2℃、PH7.3、電気伝導度57.3μsでした。タイコウチとミズカマキリ

たも網による採集調査でオヤニラミ・ドンコ・ミナミメダカ・シマヒレヨシノボリ・ドジョウを、もんどりによる採集調査ではカワバタモロコを確認しました。水生昆虫では近年見る機会が減ったタイコウチとミズカマキリ・コシマゲンゴロウ・ハイイロゲンゴロウなどを、トノサマガエルなども多く見ることができました。

ドンコシュノーケル着用で水中を除いてみると多くの魚たちが群れていました。次の調査からは、TG-6を導入するので水中写真もupできたらと思っています。

ただオヤニラミは稚魚を確認することができなくて残念でした。おそらく調査地点以外の場所で潜んでいるのでしょう。秋の定期調査では再生産を確認したいです。