せせらぎ水路探水会

せせらぎ水路探水会台風14号強風圏通過直後の第3回せせらぎ水路探水会でした。受付時間中は雨も降っておらず、涼しい中での探水会。今回の探水会は、公益財団法人明治百年記念香川県青少年基金 学生による企画提案活動支援事業 香川県立高松桜井高等学校理学部主催 「子ども達と一緒に守る絶滅の恐れがある水生生物と水辺の観察会」として実施しました。

さすがに台風が去った直後とあって、親子3組が参加しての探水会。運営に余裕があったので、STAFFによる徹底清掃活動!水路から池から水辺から、お菓子の袋やら吸い殻やら空き缶やらペットボトルやらボールやら網やら…、45Lごみ袋6袋分のごみを拾いました。目立ったごみはすべてなくなり、かなりクリーンな環境へと。

次は、コイを上流側へと移動。上流の小池は水深が浅く、サギが頻繁に飛来する場所で小型魚類の保全には向きません。アメリカザリガニも多いのでコイに食べてもらおうという作戦です。13名のたも網部隊STAFFで、13匹のコイを捕獲し、移動しました。参加した子ども達もコイつかみは興味津々。途中から加わって、歓声を上げてコイつかみに励んでしました。

メダカ(品種改良種)水路では青メダカやらミユキメダカやらの改良品種のメダカがちらほら泳いでました。8月の探水会では確認できなかったので、誰かが遺棄放流したのでしょう。誤って特定外来生物であるカダヤシや香川県指定希少野生生物(絶滅のおそれがある野生生物)であるカワバタモロコを持ち帰ると100万円以上の罰金刑になるので、STAFFが同定、捕まえたメダカは参加した子どもたちが「飼育したい!」と言ったのでお持ち帰りして頂きました。

この探水会も回を重ねるごとに、調査・活動のテーマが変わり、見られる生き物も変わり、楽しみ方が多様になってきた印象です。

次回開催は、11月3日(火祝)、受付時間は9:15~9:30、調査時間は9:30~11:00の予定です。

 

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