秋の川

ここ最近、気温が下がり肌寒くなってきました。

川に行くと、今年生まれたカワムツやオイカワの稚魚が群れていました。大きな石の影にはムギツク、石の下にはヨシノボリのなかまやオオシマドジョウが泳いでいました。

水草の中に網を入れるとミズカマキリが出てきました。少し前までは学校のプール掃除の時に登場した比較的身近な水生昆虫ですが、今はなかなか見ることができません。カマキリと名前がついていますが、カメムシのなかまです。同じなかまのタイコウチはもっと出会うことができなくなりました。学校の小さな池を掃除しているとヤゴが出てきます。しかし、ヤゴがトンボの幼虫ということを知らない生徒も多いようです。

水中の世界は意識しないとみることができません。水中の世界は興味の無い人にとってみると関心のないどうでもよいものなのかも知れません。ですが、多くの生物がすみ、おもしろい世界が広がっています。1人でも多くの人に魅力を知ってもらえたらいいなと思います。