新屋島水族館で「昔のさぬきの小川水景」水槽を制作中です

香川淡水魚研究会と香川県立高松桜井高等学校理学部が協働して、新屋島水族館で「昔のさぬきの小川水景」水槽を制作中です。

新屋島水族館から屋外に水槽があるので、「淡水の生き物をテーマとして水槽を創ってみないか?」という提案から始まったこの企画。舞台は、イルカプール前に誕生する屋外水槽です。新屋島水族館からの希望もあってゴールデンウイークに間に合わせるために鋭意制作中。

4月16日から始めた水槽レイアウト、沈んでほしい丸太杭が浮いたり、200kg以上の底砂を投入したり…など数々の大作業に追われながらも完成がみえてきました。水質も落ち着いた今日からは、モツゴとシマヒレヨシノボリ、スジエビを導入して、しばらく経過観察です。28日からは、小川や小川からため池に連結する水域にすむ淡水魚、イモリやカエルなどの両生類、水草などを順次導入する計画です。四季を通じて変化のある展示にしていきたいと考えてます。

館内水槽も手を加えて、ナマズやタモロコ、モツゴなど香川で見られる淡水魚を採集して新たに展示しました。4月から新屋島水族館と協働して始めた展示で導入した淡水魚はすべて香川産です。

今後、今では見ることが難しくなった数々の生き物も含めて、地元採集にて啓発展示します。繁殖も目論みます。環境保全、生物多様性を考えるきっかけになればいいな、と思ってます。