今年最後の定期調査を行いました。

12月29日(木)、高松桜井高校理学部と協働する今年最後の定期調査を行いました。生息地秘匿のため調査地は伏せますが、今年1年ほぼ1か月おきに定点調査を行ってきました。水温8.4℃、PH7.85、オイカワ・イトモロコ・タモロコ・ウキゴリ・チュウガタスジシマドジョウ・オオシマドジョウ・ドジョウ・カワヨシノボリ・ミナミメダカの9種を確認しました。季節によって確認できる種にも差異があるようで、春先にはギギやナマズが、真夏にはカジカ大卵型が認められたりもします。この成果は、論文にまとめて香川生物学会で発表する予定です。

調査後は採集魚の一部を新屋島水族館へ。オイカワ・タモロコ・チュウガタスジシマドジョウ・オオシマドジョウ・ドジョウ・ミナミメダカは「昔のさぬきの小川水景」水槽に、イトモロコは館内水槽に展示しました。今年4月から、新屋島水族館の館内淡水魚コーナーの水槽と「昔のさぬきの小川水景」水槽の淡水魚のほぼ100%を、香川県立高松桜井高等学校理学部+香川淡水魚研究会が導入しています。導入後は一部水槽の換水と壁面クリーニングをしました。残念ながらタガメがお亡くなりになってしまったので、お客様から寄贈されたらしいバナナウナギを展示しました。皆さんに愛される水族館になってほしいです。

数年前から着手した保全用ため池の池干しを含む整備やら、この秋からは国営さぬきまんのう公園自然生態園の自然生態展示館の館内水槽の展示協力も始めたのでかなり多忙です。サイト更新が滞りがちですが、その分新屋島水族館や国営さぬきまんのう公園の展示などに力を入れたいと思いますのでよろしくお願いいたします。