カオス!「シマヒレヨシノボリ」
近頃の投稿で「シマヒレヨシノボリ」に触れたが、この記事の写真が、カオスなシマヒレヨシノボリだ。
上顎突出(かな?)→オウミヨシノボリ?
胸鰭の分枝軟条18本以上→トウヨシノボリ?
尾鰭下端部は赤くない→シマヒレヨシノボリでない?個体差に拠るが。
尾鰭の付け根に橙色斑がない→トウヨシノボリでない?個体差に拠るが。
ため池産→全長50㎜、このため池産の個体は、この周辺のため池産個体より大型化の傾向が強い。
というわけで、トウヨシノボリ?ということになりそうだが、この池は昔、養魚池に使われていたらしく、オウミヨシノボリが非意図的に移入した可能性が捨てきれない。ヨシノボリの同定に関しては、自信があるわけでないので、修行を積みたい。
しかしながら、この池にもアメリアザリガニが侵入してしまった。密放流されたとは考え難い場所なので、約10mの標高差を乗り超えて下流の水域から自力移動してきたのだろう。ヤナギモやエビモが繁茂し、ミナミメダカなどが遊泳する全面土坡護岸の自然度が高い池だが、今後はアメリカザリガニの影響を観察する注目度高い実験場となりそうだ。