「オヤニラミ」の稚魚現る。

 今日もいつもながらのカワバタモロコ定期調査。まんのう公園では76個体が確認できた。全個体の全長と体重を計測してリリース。全長-個体数のヒストグラムを描いてみると正規分布様の山がふたつとちょっと離れたところに小山ができることから、3年間は生存できる個体が存在することが示唆される。立証するには、水槽実験と実地での標識追跡が必要だと感じる。

 研究では、もんどりによるカワバタモロコ採集調査と同時に、たも網による採集調査も併用している。ドンコ、シマヒレヨシノボリと同時にオヤニラミの稚魚が見つかる。全長11mm、間違いなく今年産まれだ。今までオヤニラミの詳細な産卵時期調査をしたことがなかったので大きな収穫。まんのう公園のオヤニラミは5月には産卵期に入るようだ。

 次はカワバタモロコの産卵期を明らかにすることが仕事。水温は21.07℃、今年もあつい夏になりそうだ。