水生生物が観察できる空間になるか?せせらぎ水路のこれから

2月1日(土)は、生物調査でした。香川県立高松桜井高等学校理学部の部員も参加、まず太田中央公園愛護会の皆さんに、太田中央公園での水生生物保全の趣旨と今後の流れを本会から説明しました。

都市公園としての機能も有しているので、自然一辺倒というわけにもいきませんし、妥協した生物保全というのも本会の趣旨からして許されません。公共施設で金魚やヒメダカ、色ゴイなどを泳がせて「理科教育の一端を担っています」みたいな展示に一石を投じるのが本会の責務です。

まずはアメリカザリガニの完全駆除、コイの減数管理が目標。コイのえさやりを楽しみに来てる人もいるので、その楽しみを奪わず、水生生物が過度の食害あわずのバランス感覚で、当分の間、保全活動をしていく必要がありそうです。コイのえさやりにより、このせせらぎ水路に少なからず興味が集まってるので、そのメリットは押さえていきたいと考えています。

水生生物調査では、コイとメダカ、棄てられた白メダカ、ミナミヌマエビ、それと15年前に保全移植したある魚がいました。写真を載せているので探してみてください。アメリカザリガニはすべて駆除です。サギがアメリカザリガニを食べに来ているようで予想より捕獲数は少なく10尾ほどでした。ここのコイはすべて近くの川からの放流個体です。部員が手づかみしたコイ1尾は元の川に帰しました。

次回の探水会(観察会)は、3月1日(日)9:00~12:00です。環境整備と水生生物調査で、どなたでもご参加いただけます。たも網、バケツ持参で濡れてもいい服でお越しください。事故等の責任は負えません、自己責任の参加でお願いします。駐車場はほとんどありません。近隣の違法駐車はご遠慮ください。お待ちしています!

 

探水会(観察会)~環境整備と水生生物調査~

3月1日(日)9:00~12:00 参加無料

事故等の責任は負えません、自己責任の参加でお願いします。採集した白メダカなどの棄てられた愛玩生物はお持ち帰り頂けます。

太田中央公園(香川県高松市多肥下町1512番地)